秋が深まってきたこの頃ですが、
ガイドヘルプで神奈川県の大山へ行ってきました。
標高1252メートルの山で、丹沢の山々とともに神奈川県有数の観光地です。
Kくんとともに、乗り慣れた京王線と小田急線に揺られて、
伊勢原駅を目指します。
乗車時間は1時間ほど、のんびり車窓を楽しみながら向かいました。

伊勢原駅からは、バスで山の麓まで行きます。
市街地を抜けると山の木々がはっきり見えるようになり、
スタッフもKくんもわくわくしてきました。
晴れ渡った青空、冷たい風と暖かい日差し、
まさに登山日和です。
ケーブルカーで山の中腹まで行くこともできるのですが、
今回は登山道で登っていきます。
男坂と女坂がありますが、迷わず女坂へ。
階段や坂道を登りながら、
「風が気持ちいいね」 「紅葉はもう少しだね」
なんて話をしました。
しかし、Kくんは返事をしてくれません。
とにかく前へ前へと進んでいきます。
なだらかな上り坂では、トレイルランのように走り出していました。
さわやかな笑顔ですが、スタッフは汗だくです。
Kくんは、グレー色のパーカーを着ていたのですが、
汗がにじんで、パーカーの色が変わっていました。

途中、クマ出没注意という注意書きや、落石注意という看板が立つ、
狭い道もありましたが、一歩一歩上を目指して進んでいきます。
すれ違う登山客の方から
「こんにちは」と話しかけられると、
「こんにちは」とあいさつをしたり、
「アクエリアスください」と言葉にしたり、
お話を楽しむ余裕もでてきました。
鼻歌も口ずさんだり、足取りも軽くなっていきます。

標高670m地点までたどり着きました。
売店があったので、チョコレートのソフトクリームで休憩をしました。
ジュースの種類もたくさんあり、
お菓子もたくさんあって、アイスもたくさんあって、
迷いに迷ってのチョコレートのソフトクリーム。
頑張って歩いて登ってきたからこそ、
おいしい!
あっという間に食べきってしまいました。
今回は、ここで下山ではなく、
もう少し上を目指します。
Kくんは、もう下山モードになっていましたが、鼓舞し、
さらに上に向かって登山道を歩き始めました。

標高が上がってくると、視界がぱっと開いたの景色に感動します。
周りの尾根が低くなっていきます。
Kくんも口で息をしたり、スタッフも足が重くなってきたりして、
いつになったらたどり着くんだ!とお互い不安になりました。
それでも、Kくん、さすが高校生です。
重い荷物を背負って、登り続けて行きました。

約2時間半かけて、標高差500メートルを歩き続け、
ついに、標高800メートル地点に着きました。
伊勢原市街や遠くには相模湾が見えます。
頑張って登ってきたこその達成感を感じ、
思わずハイタッチをしました。
Kくんの大好きなアクエリアスと
スタッフの大好きなカルピスで乾杯です。
Kくんも笑顔を見せてくれましたが、
スタッフも思わず笑みがこぼれてしまいます。
いっしょに深呼吸して「空気がおいしいね」って言っても
そっぽを向くKくん。
「空が近いね」と言ったら「アクエリアスおかわり」
と言うKくん。
とても楽しい時間を共有することが出来ました。

帰りは、ゆっくり座って思い出を振り返りながら帰ろう
なんて考えていたのですが、
伊勢原と調布、意外と遠いのです。
少し混雑した快速急行に乗って、
新百合ヶ丘からは座って帰りました。
Kくんのいきいきした表情を見て、
また楽しいおでかけがしたいなぁと思っています。
にしむ(西村綾介)




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